海でのはなし。 – 2006年公開作品
2006年公開された宮崎あおい さんと西島秀俊 さんが主演の『海でのはなし。』はスピッツの歌をモチーフにしたラブストーリーで、大宮エリー さんの映画監督デビュー作です。
ネット上での評価が、散々な映画ですが、宮崎さんと西島さんのファンの人なら「それほど気にならないかな」という感じです。
ネット上での評価は良くない
ネット上での評価が、散々な映画ですが、宮崎さんと西島さんのファンの人なら「それほど気にならないかな」という感じです。
ただ登場人物の設定からして個人的には微妙だったことと、場面が変わるときにスピッツの歌が途中でぶっちぎれることもあり、あまり作品に集中することができませんでした。
セリフではなくスピッツの楽曲で主人公の心情が変化してゆくので、何度も映画をストップしながら観ました。
スピッツのPVから発展した映画
楓(宮﨑あおい)は、友人の大学の非常勤講師ハカセ(西島秀俊)に対して恋より深い何かで繋がっていると感じています。
そして心の救いをハカセに求めますが、ハカセは他人との親密な関係を持つことを恐れる不器用な性格です。
二人の性格と関係などは以下のセリフから読み取ることができます。
<楓>
ハカセはとても近くて、とても遠い近い。
何でも聞けるのに、何にも聞けないときがある。
誰かを大事に思うということはそういうことなのだろうか?<ハカセ>
僕は人と線を引いて生きている そのほうが傷つかないし楽だ。このために生まれてきたんだっていうものがあると思うんだよ。
その確信を得るために生きているような気がするんだ。
スピッツの「ロビンソン」の曲の後にハカセがいきなり変わるので、心の変化が描かれていないかなとも思います。
ただ、PV(プロモショーンビデオ)から発展した、スピッツの楽曲の世界観をモチーフにした映画なので「そういう映画なのだ」というふうに観ればありではないかと思います。
公開:2006年
時間:71 分
出演:宮崎あおい, 西島秀俊, 天光眞弓, 保積ペペ, 菊地凛子
監督:大宮エリー
視聴日:2015年09月18日
作品評価:D