点
ヒラリー・スワンクが主演だけでなく、初めてプロデュースも手掛けた2007年公開された『フリーダム・ライターズ(英語タイトル:The Freedom Writers Diary)』は、同名の全米ベストセラーがもとになって製作された映画です。
この映画を視聴したのは2022年01月ですが、2008年の日本映画「受験のシンデレラ」を観て思うことがあったのと、詳細に書き込まれたメモが残っていたので、このサイトで『フリーダム・ライターズ』の視聴メモを公開することにしました。
フリーダム・ライターズのストーリー&主要キャスト
映画のストーリー
<映画のキャッチコピー>
昨日までの涙がインクになる。
それは一人の新米教師と一冊のノートが起こした奇跡の実話。
1994年、エリン・グルーウェル(ヒラリー・スワンク)は、カリフォルニア・ロサンゼルス郊外の荒廃する公立高校の新任の英語教師として着任する。
彼女が担当した「教育困難クラス」の生徒たちは人種差別や暴力の被害者であり、成績も低く、未来も見えずに、希望も持てない絶望しか知らない状況だった。
エリンは自分自身が教育の力で人生を変えられたように、人種、宗教、文化、経済的背景に関係なく、生徒たちにも同じような力があると信じて、彼らを救うことに情熱を注ぐ。
自らの出費で生徒たちにノートを買い与えて、生徒たちが身近な出来事をもとに日記を書くことを提案するが、最初は生徒たちに受け入れられない。
しかし徐々に生徒たちが自分たちの言葉で自分自身の気持ちをノートに表現し始め、自分たちの経験や人生に向き合い、彼ら自身の人生を変えるきっかけとなってゆく。
フリーダム・ライターズの主要キャスト
キンバリー・ピアース監督「ボーイズ・ドント・クライ(1999年)」と、クリント・イーストウッド監督「ミリオンダラー・ベイビー(2004年)」で、2度のアカデミー賞主演女優賞を受賞しているヒラリー・スワンクが主演だけでなく『フリーダム・ライターズ』をプロデュースしています。
タイトル:フリーダム・ライターズ(The Freedom Writers Diary)
公開:2007年
時間:122 分
監督・脚本:リチャード・ラグラヴェネーズ
原作:エリン・グルーウェル
製作総指揮:ヒラリー・スワンク
出演:ヒラリー・スワンク,パトリック・デンプシー, スティーブ・グルーウェル
視聴日:2022年01月15日
作品評価:A
フリーダム・ライターズの感想 – 作品評価 A
実話がベースという説得力
あくまでもメモ程度のページなので、重たいことは書く気はないのですが、実話に基づいた映画『フリーダム・ライターズ』の監督のリチャード・ラグラヴェネーズは作品を通じて「教育の力」や「若者たちは自分自身を変える力がある」ことの重要性を訴えています。
2007年の映画ですが、前向きに生きていくことを応援するメッセージが込められていて、実話がベースという説得力もありますので、2023年現在でも観た人は今の時代と照らし合わせながら観ることのできる良い映画です。
最近ツイッターなどを見てると、やたら中学生が増えたなと思っているのですが、この先、数年で、SNS時代からはAI時代に移ってゆくのは確実な感じがします。
ここ最近「Chat GPT」のニュースで頻繁に目にするようになり、使い方の試行錯誤が各分野で本格的に始まりましたが、小中学生だと学校の先生が生徒へAIとの接し方なども教えることになるのでしょうね。
日本でも翻訳版の「フリーダム・ライターズ 単行本」が発売されていますが、生徒たちに希望という新しい世界の扉を開くことに成功したエリンのような先生が、きっと日本の教育現場にもいるに違いありません。
印象に残った映画のなかのセリフ
映画『フリーダム・ライターズ』では「ホロコースト」や「アンネの日記」などが教材として使用されています。
アンネ一家の隠れ家での生活を支援していたミープ・ヒースが学校へ講演に招待されますが、生徒の「あなたは私のヒーロです」に対するミープ・ヒースの以下のセリフが印象に残りました。
それは違うわよ。私はヒーロじゃない。
やるべきことをやっただけよ。
正しいことだから それだけ。私たちはみんな普通の人間~
でも、それなりのささやかな力で、
みんな自分のできるやり方でなら、
どんなに暗い世界にも希望の光ををともせるの。でしょ?
~あなたたちの顔を心に刻んだわ
若者たちを応援するメッセージが込められている映画『フリーダム・ライターズ』は、観た時間が無駄にはならない名作と評価しても間違いないです。
記事公開日:2023年04月22日 by KSTY