2003年にリリースされたMr.Childrenの名曲「くるみ」のカバー曲「くるみ/Vocal by 和花」を2018年11月15日にYouTubeで公開しました。
08月にアップした「恋を止めないで/feat.Lily」から約4ヶ月ぶりのYouTubeでの動画公開となります。
MMDモデルにスクウェア・エニックスが配布しているアニエスを使用しているMMD導入MVです。2018年11月22日にボカロ版「くるみ/feat.Lily」の動画公開をしました。
また、2018年11月22日に「くるみ – End of Daydream Ver. – Off Vocal」も公開しています。
<楽曲情報>
原曲:くるみ/Mr.Children(2003年)
アーティスト:KSTY
作詞・作曲:桜井和寿
ボーカル:和花
ボーカロイド:Lily(リリィ)
動画:KSTY & MVライフ
プロデュース:KSTY
MMDモデル:アニエス – © SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
くるみ – 制作メモ
選曲理由 – くるみ エピソード1
いつも動画を一緒に作っているMVライフさんがMr.Childrenが大好きだということで、名曲「くるみ」をカバーをしました。
ミスチルの曲をやったことはないので初めてです。ただ聴いていなかったわけではなく、小林武史さんがプロデュースしていた時代のMr.Childrenの作品はライブ盤やベスト盤を除いてすべてCDで所有しています。
10月にリリースされたニューアルバムを11月に入ってから聴いたのですが、良い悪いではなく、小林武史さんの時代の小難しさみたいのがなくなってストレートになった気がします。
ただ、やはり桜井和寿さんの作る曲やボーカルは素晴らしいと思いました。ミスチルとB’zは生きる伝説です。
楽曲制作 – くるみ エピソード2
今回の「くるみ」の楽曲アレンジは海外のアコースティック・ポップを基調にしています。
原曲での最も特徴的な音色のひとつであるアコーディオンは初めから入れるつもりはありませんでした。
リズムが大きく違うので原曲とかなり違うアレンジに聴いた人は感じるかもしれませんが、ベース&ドラムは違いますが、他のパートはある程度、原曲に忠実です。
あのリズムで上モノをレコーディングしていったので、もちろんグルーブ感は全絶違います。
ピアノを弾いていて思ったのですが、けして難しいわけではないのですが、小林武史さんは演奏中に小難しいことやっていると思いました。
プロデューサーという立ち位置なので、あまり話題になることはないですが、小林武史さんは独自の演奏カラーを持っています。
後、実はもっとシンセ色を強めるつもりでしたが、今回リアルボーカル版もあるので、間奏とエンディング以外ではミックスの段階でシンセ色は除外しました。
ただピアノはアコースティック・ピアノをWAVES CLA-3Aで、わざと歪ませました。はじめの段階でアコースティック・ピアノではなく、エレキグランド・ピアノでも良かったかなとも思います。
尚、アコースティック・ポップはフォークやアンプラグドではありません。
ミックス & マスタリング – くるみ エピソード3
ボーカルのミックスはテスト版とエフェクター自体は変わっていませんがかなりパラメーターはテスト版のときよりも大きく調整しています。
リアルボーカル版とボカロ版の使用エフェクターのルーティングもまったく同じですが、EQの設定は大きく違います。
リアルボーカル版のコーラスパートに関しては「Melodyne」を使用しています。
画像のようにボカロ版のハモリを同時表示させて作ってゆきました。
マスタリングもリアルボーカル版とボカロ版は同じです。最終リミッターはEVENTIDEのマスタリング・プラグイン「Elevate」を使用しています。
動画制作 – くるみ エピソード4
MMDモデルにスクウェア・エニックスが配布している「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー」のヒロインのアニエスを使用しています。
スクウェア・エニックスの扱いだと正確にはニンテンドー3DS「ブレイブリーセカンド」のキャラクター・アニエス(前作「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー」のヒロイン)となっています。
動画のMVライフさんが「使いたい」と提案したので、そのまま使いました。
実は「ブレイブリーデフォルト フライングフェアリー」自体を知りませんが、作っていてアニエスは、わたしのなかでは「ファイナルファンタジー 7〜9」のキャラになっていました。
ヒロインの一人がゲーム途中で亡くなってしまう「FF 7」の衝撃を思い出しました。強化していたのが無駄になった・・・
後、今回の動画は時間がかかりましたがフィルムの中に画像を収めてみたり見どころが多いと思います。
くるみ – End of Daydream Ver. –
くるみ/feat.Lily
ボーカロイド・バージョン「くるみ」は、個人的に一番使用頻度の高いLilyをボーカルとして使用しました。
今回、2018年07月にリリースされたVOCALOID 5 Editorで調声しています。
2018年12月05日リリースの「IF YOU BELIEVE」と「旅立ちの交差点」もfeat.Lilyですので聴いてみて下さい。
「くるみ/feat.Lily」
URL:https://youtu.be/X19spUgEnP0
くるみ/Vocal by 和花
ボーカル・バージョン「くるみ/Vocal by 和花」はボーカリストとして数々の受賞歴のある和花さんを起用しています。
事前に彼女のボーカリストとしての「くるみ」の解釈で歌ってくれるように頼んでします。
コーラスパートは、すべて前述したとおり「Melodyne」のほうで作っています。
以下は和花さんからのコメントです。
個人的に”くるみ”という曲は、辛いことがあったけれどそれでも前を向いて進んで行こうという思いを感じ、切ないけれど前向きな曲だなあと思いました。
そのため歌う際は、”切なそうに、でも明るく”を意識し、そして歌詞の中に何度も出てくる”くるみ”を思う優しい気持ちも出せたらと思い、実際に”くるみ”に話しかけているような感覚で歌わせていただきました。
たくさんの方に聞いていただけたら嬉しいです!
くるみ/Vocal by 和花
URL:https://youtu.be/7tqmh6L-O1o
くるみ/Off Vocal
2018年11月22日に「くるみ」のオフボーカル・バージョンを一般公開しました。サムネイル画像以外の動画内容はまったく同じです。
女性キーで、かなり難易度の高い曲ですが、ぜひ歌ってみてください。
くるみ/Off Vocal
URL:https://youtu.be/fBAXykv0bDw
くるみ – 楽曲情報
上記したYouTubeの情報通りMr.Children「くるみ」のカバー曲はYouTubeで公開することが可能です。
くるみ/Mr.Children – 2003年リリース
2004年度オリコン年間シングルチャート 5位の記録を残している「くるみ」は、2003年11月19日にトイズファクトリーより発売されたMr.Childrenの25枚目のシングルです。
「掌/くるみ」の両A面シングルとなった本作は、オリコンチャートで2週連続1位を獲得、10週連続トップ10入りの記録を残しています。
話題性のあった「くるみ」のPVは「SPACE SHOWER Music Video Awards 04」で、「BEST VIDEO OF THE YEAR」と「BEST GROUP VIDEO」の2つの賞を受賞しています。
くるみ – for the Film – 幸福な食卓
2006年リリースの「しるし」のカップリングに収録された「くるみ – for the Film – 幸福な食卓」は、映画『幸福な食卓』の主題歌です。
楽曲アレンジが違うだけでなく、キーも半音下がっています。
くるみの代表的なカバー曲
代表的な作品だと、中村あゆみ が2009年にアルバム『VOICE II』のなかで、2007年に甲斐よしひろ がアルバム『10 Stories』のなかでMr.Childrenの「くるみ」をカバーしています。
記事更新日:2018年11月25日 by KSTY
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