コロナによる自粛ムードになってから遠ざかっていた映画館でしたが、公開が延期になっていて、2022年06月11日に公開開始となった劇場版アニメ「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」を観に行ってきました。
全世界興行収入135億円の大ヒットを記録した、前作「ドラゴンボール超 ブロリー」も面白かったですが、今作もさすが鳥山明 先生だなと言える、期待を裏切ることのない、とても見どころの多い面白い作品でした。
ドラゴンボール超 スーパーヒーローのストーリー&主要キャスト
映画のストーリー
<映画のキャッチコピー>
レッドリボン軍 超極秘作戦開始!
鳥山明 渾身の超バトルアクション誕生!
少年時代の孫悟空が壊滅させた悪の組織「レッドリボン軍」の意志を継いだマゼンタ率いる「新生レッドリボン軍」は、Dr.ゲロの孫の天才科学者Dr.ヘドと手を組む。
Dr.ヘドはスーパーヒーローと名乗る新たな人造人間・ガンマ1号&2号を誕生させ、新生レッドリボン軍は復讐へと動き始める。
そんな新たな危機に、ピッコロや悟飯の師弟コンビが中心となって、地球の平和を守るために戦いを挑むストーリー。
主要キャスト
2018年公開の前作「ドラゴンボール超 ブロリー」同様に、今作の「スーパーヒーロー」でも原作者の鳥山明 さんが脚本やキャラクターデザインを担当。
監督は「ドラゴンボール超 ブロリー」で、3Dパートの制作などに参加した児玉徹郎 さん。
タイトル:ドラゴンボール超 スーパーヒーロー
公開:2022年
時間:99 分
監督:児玉徹郎
原作・脚本:鳥山明
作画監督:久保田誓
音楽:佐藤直紀
声の出演:野沢雅子, 古川登志夫, 久川綾, 堀川りょう, 田中真弓, 草尾毅, 皆口裕子, 入野自由, 神谷浩史, 宮野真守
視聴日:2022年06月30日
作品評価:S
ドラゴンボール超 スーパーヒーローの感想 – 作品評価S
ピッコロと悟飯の師弟の絆
サイヤ人襲来のときに、ピッコロが幼少期の悟飯をかばって死んでしまうシーンなどは「ドラゴンボール」の名場面として語られますが、今作「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」では、悟飯とピッコロがフィーチャーされた物語となっています。
鳥山さんが映画のコメントに「一番好きなキャラはピッコロ」と書いていましたが、悟飯の娘のパンの修行をしたり、幼稚園へお迎えに行ったりと、ピッコロが非常に良い味を出していました。
ピッコロと悟飯の覚醒
覚醒シーンがドラゴンボールで最もテンションが上がるという人も、かなり多いと思いますが、今作「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」でも、その期待を裏切りません。
映画のパンフレットのほうには覚醒後の姿が載ってなかったですが、今作ではピッコロと悟飯が覚醒します。
鳥山さんが一番好きなキャラと言っているピッコロは「オレンジピッコロ」に、そして、悟飯は「孫悟飯ビースト」へと覚醒します。
オレンジピッコロは、鳥山さんのコメントに「ようやく悟空たちに匹敵するほどの戦闘力を手に入れた」とあるので、神次元の悟空やベジータと同等の力を手に入れたのかなと思います。
そして、何と言っても最大の見せ場であるのが悟飯の覚醒です。作中で魔神ブー編の「アルティメット孫悟飯」に変身したときも「ウォー」と思いましたが、「孫悟飯ビースト」へと覚醒したときは、いい歳した大人が興奮しました。
映画公開後に解禁されたPVでも確認できますが、髪が銀髪だったので、身勝手の極意の悟空かな?と思いましたが、瞳の色は赤く、ワイルドです。
鳥山さんのコメントでは「彼の中の野獣が目覚めた感じ」とあるので、神次元へと覚醒していった悟空とは違う経路をたどるようです。
とにかくセル編では最強だった、待望の強い悟飯が今作で帰ってきました。
パンと悟飯の親子関係
前作「ドラゴンボール超 ブロリーのレビューページ」で、「バーダック、パラガス、ベジータ王の3人のサイヤ人の父親が、ここ10年の日本の親子関係を映し出している気がする」と書いています。
今作「ドラゴンボール超 スーパーヒーロー」は、娘のパンを心から愛している、やさしくて強い父親の悟飯にも注目でした。
3歳のパンの可愛らしさは、かなり好評ですので、今後、出番が増えてゆくのではないかと思います。
ドラゴンボール超 次回作の予想
3人の純粋サイヤ人
ドラゴンボールの主人公の悟空とベジータが戦いに今回は参戦しませんが、劇中には出てきて存在感を出しています。
また、前作のメインキャラのブロリーも、しっかりと登場して、3人の純粋サイヤ人の絆が深まっている気がしました。
やはり、次回作は悟空、ベジータ、ブロリーがメインになるのではないかと思われます。
トランクと悟天のフュージョンの行方
2022年02月に解禁された完全版となる「第一弾ビジュアル超スーパー」で、大きくなった悟天とトランクスのフュージョンが公開されていましたが、劇中で久々のフュージョンをします。
しかし見事に失敗して、太った弱いゴテンクスに変身します。さすが鳥山さんと感心すると同時に笑えますが、この失敗ゴテンクスが、なかなか良い活躍を見せます。
エンディングに入るまえに、再度フュージョンするのですが、成功したか?失敗したか?はわかりません。
もしかしたら、次回作では、大きくなったゴテンクスがメインキャラとして描かれるかもしれません。
次回作の「ドラゴンボール」が何年後になるのかわかりませんが、それまで楽しみに待ちたいと思います。