実写版 キングダム – 視聴メモ(作品評価 B)

4.0

映画「キングダム」画像1
戦国時代の中国を舞台にした原泰久さん原作の歴史マンガ『キングダム』の実写版映画をAmazonプライム・ビデオで視聴しました。アニメ版「キングダム」シーズン1~4まで視聴してからの実写版の視聴となります。

2020年には続編となる『キングダム2 天空の覇者』が2022年07月に公開され、第三弾となる『キングダム 運命の炎』が2023年07月に公開される予定です。

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キングダムのストーリー&主要キャスト

映画のストーリー

実写版『キングダム』は原作マンガだと1巻~5巻の途中まで、アニメ版だとシーズン1のエピソード1「無名の少年」~エピソード15「王の資格」までをベースにした内容となっています。

紀元前245年、春秋戦国時代。中華・西方の国「秦(しん)」で戦災孤児の少年の信(山﨑賢人)と漂(吉沢亮)は、いつか天下の大将軍になることを夢見て日々剣術の鍛練を積んでいた。

そんなふたりに王都の大臣である昌文君(髙嶋政宏)の目に留まった漂が王宮に行くことになる転機が訪れ、信と漂は別々の道を歩むこととなる。

ほどなくして王宮での王弟・成蟜(本郷奏多)によるによるクーデターに巻き込まれた漂は致命傷を負いながらも故郷へと戻ってくる。

漂は信に「今すぐ、そこに行け…」という言葉と地図を託して力尽きてしまう…。

主要キャスト

主人公の信を演じた山﨑賢人さんが出演する映画でキングダム以外で観たことのある作品は「orange -オレンジ-(2015年公開)」「四月は君の嘘(2016年公開)」「ヲタクに恋は難しい(2020年公開)」などです。

2015年公開の「orange -オレンジ-」は「純粋に良い映画だった」とレビュー記事を書いていますが、ナイーブなキャラの上記した3作品と、キングダムの信はまったく違うキャラですが、違和感なく観ることができました。

実写映画「orange オレンジ」視聴メモ

尚、第43回日本アカデミー賞で、秦の始皇帝 嬴政(えいせい)と、信の親友である漂を演じた吉沢亮さんが最優秀助演男優賞。山の民(やまのたみ)の女王 楊端和(ようたんわ)を演じた長澤まさみ さんが最優秀助演女優賞を受賞しています。

映画「キングダム」画像4 - 長澤まさみ

<作品データ>
タイトル:キングダム
公開:2019年
時間:134 分
監督・脚本:佐藤信介
脚本:黒岩勉, 佐藤信介, 原泰久
原作:原泰久「キングダム」
出演:山﨑賢人, 吉沢亮, 橋本環奈, 長澤まさみ, 大沢たかお
興行収入:57.3億円(日本)
視聴日:2023年04月09日
作品評価:B

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キングダムの感想 – 作品評価 B

人気マンガの実写化の宿命

大人気マンガやアニメと実写化というのは、原作ファンからのある程度の批判があるのは当然のことで避けることはできません。

調べてないので、実際に批判記事やレビューがキングダムにあったかどうかはわかりませんが、製作サイドも批判的な意見があることは織り込んだ上で映画化します。

2019年実写邦画No.1ヒット、興行収入57.3億円という数字が実写版「キングダム」の評価だと感じます。

第43回日本アカデミー賞で最優秀美術賞と最優秀撮影賞を受賞していますが、セットや衣装などの美術面のクオリティーも高く、戦闘シーンも非常に迫力がありました。

第二弾、第三弾と続くわけですから、映画「キングダム」が大成功だったことは間違いないです。

絆を深めてゆくところをもう少し観たかった

わたしは作品評価「B」にしましたが、アニメ版「キングダム」を観ていたので「B」という評価です。

アニメ版で先の話まで知っていて、キャラクターに思い入れが出ている状態ですので、信、政、河了貂(かりょうてん)が絆を深めてゆくところなどを、もう少し観たかったというのがあります。

先に記述した「orange -オレンジ-」のレビューを読み直すと、偉そうに以下のことを書いています。

原作をまったく知らないで映画「orange オレンジ」を観ると、途中で「まだ終わらないの?」という感じになる人もいるとのではないでしょうか?映画的にはカットしても良さそうなところもありましたので、139 分は少し長いかな?とも感じました。

しかし実写版「キングダム」では、王である政が信を背負って目的地を目指すところや、橋本環奈さん演じる河了貂が吹き矢を手に入れるときの敵との会話はカットしないでほしかったです。

後に信は政の「最高の友人」、河了貂は信にとって「初めての家族みたいで妹のような存在」ということを知っていたからの個人的な感想です。
河了貂の衣装はよくできてましたが、せっかくの橋本環奈さんを、もう活かして欲しかったです。

ただこれは先の話までを知っていてるからであり、アニメ版を観ないで実写版を先に観ていれば「キングダム」の個人的評価は「A」にしていたと思います。

映画「キングダム」画像3 - 橋本環奈

長澤まさみの存在感が凄い

原作で山の民の女王 楊端和(ようたんわ)は強くて容姿端麗の女性として描かれていますが、楊端和を演じた長澤まさみ さんの存在感が凄かったです。

長澤まさみ さんは第43回日本アカデミー賞で最優秀助演女優賞を受賞ていますが、楊端和が面を取ったときのインパクトや戦闘シーンなど、この受賞は納得で、素晴らしい女優さんであることを再確認しました。

また、それほど出番はありませんでしたが、今後キーパーソンとなってゆく王騎将軍を演じた大沢たかお さんもすごく良かったです。

2022年07月に公開された第二弾『キングダム2 遥かなる大地へ』も視聴しようと思いましたが、Amazonプライム・ビデオでプライム会員の無料特典にはなっていなかったので、まだ視聴していません。

今年07月に第三弾『キングダム 運命の炎』が公開されるので、その前には無料特典になるのではないかな?と考えていますので、そのときに『キングダム2 遥かなる大地へ』を視聴する予定です。

2019年に公開された実写映画「キングダム」はAmazonプライム・ビデオで視聴することができます。この記事を書いている時点ではプライム会員の無料特典となっていました。

キングダム Amazonプライムビデオ

映画「キングダム」画像2

記事公開日:2023年04月14日 by KSTY