準備段階
ファイルを読み込んだ状態
送ってもらったボーカルファイルを読み込んだ状態です。頭出しもしっかりとできていたのでスムーズでした。
モノラルにバウンスした状態
ステレオファイルだと作業しにくいので、モノラルファイルにバウンスしました。目で確認できると思いますが録音レベルがやはり小さ過ぎます。
コンデンサーマイクと違ってダイナミックマイクはゲインが稼ぎにくいので、オーディオインターフェスの入力レベルを上げてみて下さい。
ゲインアップ
入力音が小さ過ぎエフェクト処理に影響が出てくるため、エフェクト処理前にプラス18dBしました。
この状態でファイルを確認しましたが、ボーカル編集に支障のあるノイズはありませんでした。
エフェクト処理
テストボーカルなので今回はピッチ補正ソフトは使用していません。またEQはすべてFabFilter Pro Q2(現在の業界定番EQ)を使用しています。
メインボーカルのエフェクト順
画像の左から3番目の緑色のところです。
01.マイクシミュレーター
02.76モデリング・コンプ/リミッター
03.ビンテージコンプ
04.EQ
ダブルボーカルのエフェクト順
画像の左から4番目です。
01.マイクシミュレーター
02.WAVES Doubler2(ダイレクト音はバイパスしています。)
03.コンプ
04.EQ
画像ではコンプとEQしか見えませんが、WAVES Doubler2の時点で一度バウンスしています。
ボーカルミックスのエフェクト順
画像の左から2番目です。
メインバーカルとダブルボーカル用トラックのミックスです。
01.ディエッサー
02.EQ
画像ではFXチャンネルは見えませんが、この段階で立ち上げているボーカル用ディレイとボーカル用リバーブにセンドしています。
ボーカルのバス・トラックのエフェクト順
画像の左から1番目です。
コーラスが入っていませんが、本番はここにコーラスミックスの音も送られます。
01.バスコンプ
02.EQ
ボリューム書き&テスト・マスタリング
簡単なボーカルのボリューム書き
5分くらいで書いたのでかなりラフですが、エフェクト処理した後に簡単にボリューム書きをしました。
ラフミックス&マスタリング
上記までの作業でラフミックスをして市販レベルまでマスタリングで音圧を出しました。
この作業はミックスの修正点をわかりやすくするだけでなく、ボーカルRECや歌唱の修正点もわかりやすくするためです。
画像で確認するとMidは充分に出ていますがSideが出ていません。
これはコーラスを左右に振るか、センター寄りにするかによって、エレキギターの音量やEQ処理が変わってきますので、現時点ではこれでOKです。
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