B’zの1991年のアルバム『IN THE LIFE』の収録曲「もう一度キスしたかった」のカバーを feat.Lilyで、2019年05月28日にYouTubeで公開しました。
シングル曲ではありませんが「もう一度キスしたかった」は非常に人気のある曲で、現在でもB’zの失恋曲のなかでベスト3に入ってくるのではないかと思われます。
楽曲名:もう一度キスしたかった/B’z(1991年)
アーティスト:KSTY feat.Lily
作曲:松本孝弘
作詞:稲葉浩志
プロデュース:KSTY
公開日:2019年05月28日
YouTube:https://youtu.be/JLreAbXXVjk
もう一度キスしたかった – 制作メモ
選曲理由 – もう一度キスしたかった エピソード1
2年前から始めたピアノをピックアップしたカバー曲として「もう一度キスしたかった」のイントロのピアノは最適だったので選曲しました。
実は「もう一度キスしたかった」の他に「恋心 ~KOI-GOKORO~」「Easy Come, Easy Go!」も制作していて、どの曲を公開するか考えたのですが、イントロのピアノが決め手となりました。
この曲のイントロのピアノを聴いて時代が戻ってくるという人もたくさんいるのではないかと思います。
B’z「もう一度キスしたかった」は、2018年に制作した冬曲「雪にとける想い」のリファレンスにした曲です。
個人的に以下のフレーズの印象が強いためか、勝手に冬曲のイメージを持っているだけで、冬に限定した曲というわけではないです。
木枯らしが過ぎようとする頃
痩せてしまった二人の灯に
誘われてあなたはやってきた
決断を吹きかけるため
ヒット曲の多いB’zですが、ベスト5を選べと言われたなら「もう一度キスしたかった」は個人的に絶対に選ぶ楽曲です。
その他は「Pleasure」「love me, I love you」「熱き鼓動の果て」「IT’S SHOWTIME!!」の4曲です。
楽曲制作 – もう一度キスしたかった エピソード2
メーカーで販売終了となったUVI「PlugSound Pro」というマルチ音源で制作しています。
ドラムやベースだけでなくピアノも「PlugSound Pro」の音ですので、専用音源に比べるとチープ感はあります。
ただ購入後に一度も使用したことがなかったのでテストも込みで「PlugSound Pro」を使ってみました。
制作に必要な音はひと通り揃っていますが、トータルで4.2GB(8.1GB 容量の内容を最適化)の音源なので、専用音源とクオリティを比べる事自体がナンセンスです。
ギターはBメロのギターは原曲と同様にコードを一度に弾かないで単音を重ねています。アンプシミュレーターはIK Multimedia「Amplitube 4 MAX」に収録される「MESA」を使用しています。
エンディングのギターは原曲ではガットギターで演奏されていますが、カバー曲「もう一度キスしたかった」ではフォークギターを使用しています。
ソロギターは3種類重ねているのですが、もう少しチョーキングとビブラートを強く意識すればよかったと完成後に思いました。
3回出てくる以下のフレーズは、すべて理由が違いますが、ボーカルは「レコーディングのときに大袈裟にならないように本を読むような感じで歌った」という稲葉さんのコメントが記憶に残っています。
ふりかえるあなたを抱き寄せて
もう一度キスしたかった
稲葉さんのコメントを頭に入れた上で、一度、初音ミクで作ってみたのですが、表現力がなく、ハッキリ言えば最低の出来だったので、Lilyとギャラ子で再度作りました。
「Melodyne」で補正することを前提に、VOCALOID 5 エディタでビブラートを強めで、二つのボーカロイドで作ってみたのですが、ギャラ子でも良かったのですが最終的にLilyに決定しました。
また、サビのハモリは原曲の「もう一度キスしたかった」だと入っていませんがカバー曲では入れました。
もう一度キスしたかった – 楽曲情報
収録アルバム
1991年11月にリリースされたB’z 第5作目のアルバム『IN THE LIFE 』の6曲目に収録されるのが「もう一度キスしたかった」です。
400万枚のセールスを記録したファン投票で選ばれた曲で構成されたベスト盤『B’z The Best “Treasure”』でも4位だった人気曲ですが本当に名曲です。
ライブ盤を除くと『IN THE LIFE 』『B’z The Best “Treasure”』『B’z The Best “ULTRA Treasure”』に「もう一度キスしたかった」は収録されています。
B’z 5thアルバム『IN THE LIFE』
5th『IN THE LIFE』の後のアルバム『RUN』からロック色が強くなっていくこともあり、B’zのなかで一番好きなアルバムが『IN THE LIFE』という人もいると思います。
サウンド的にもシンセとギターを融合させた第一期 B’zの完成型に『IN THE LIFE』は位置するかな?と感じます。(歴史のあるユニットですので第一期という位置づけでよいかな?)
今はギブソンのイメージの強い松本孝弘 さんですが『IN THE LIFE』のギターは、アコースティックギター以外は「YAMAHA MG-MⅡG」で演奏されています。
現在は日本の誇る世界のギタリストですが「Rockman XPR」がベースになっている、この時代の松本さんのギターサウンドは今でも根強いファンが多いです。
01.Wonderful Opportunity
02.TONIGHT(Is The Night)
03.『快楽の部屋』
04.憂いのGYPSY
05.Crazy Rendezvous
06.もう一度キスしたかった
07.WILD LIFE
08.それでも君には戻れない
09.あいかわらずなボクら
10.ALONE
久々に通して『IN THE LIFE』を聴きましたが、バランスの取れた素晴らしいアルバムです。
シングル曲は「ALONE」だけですが、「もう一度キスしたかった」「それでも君には戻れない」「Wonderful Opportunity」など名曲揃いです。
遊び心で収録したのだと思いますが「あいかわらずなボクら」の最後のクシャミは微笑ましいのと同時に、B’zを身近に感じることのできるはずです。
後、7曲目の「WILD LIFE」のイントロのギターはBon Joviの「You Give Love a Bad Name」に聴こえました。
生きるレジェンド B’zです。後、かなり再現が難しいらしいですが、IK Multimediaさんから来たAmplitubeのアンケートにRockmanの要望を出しておきました。
お礼にギアクレジットもらいましたが、MAXで所有しているため使い道がないです・・・
記事公開日:2019年05月29日 by KSTY