夏曲・サマーソングのタイトル候補をChatGPTにたくさんの出してもらった後に、そのタイトルを元にしたストーリーを、いくつか考えてもらいました。
このページで、イラストを何点か掲載していますが、イラストもオープンソースで公開されている画像生成AI「Stable Diffusion(ステイブル・ディフュージョン)」を使用して作ったものです。
作詞のための夏のストーリー 01~02
ChatGPTが「夏の夕暮れに耳を澄ませると」というタイトルを提示してくれましたが、このタイトルを元に、夏を感じさせるストーリーを2つほど考えてもらいました。
夏曲・サマーソング用ストーリー 01
悠太は毎日海でサーフィンをする青年で、夏の暑さに負けずに元気に過ごしていました。
そんなある日、新しく転校してきた美琴に一目惚れします。美琴は真面目でおとなしい性格で、学校でも周りと距離をとっていましたが、悠太の前では笑顔を見せるようになりました。
夕暮れ時になると、悠太と美琴は一緒に海辺で過ごすようになります。
夕日が沈む瞬間、海岸で鳴く鳥の声、波の音。二人は静かにそんな風景を見つめ、会話することなくただ寄り添っていました。
ある日、悠太は美琴がピアノが得意だと知り、彼女の家に遊びに行くことになります。
そこで美琴が演奏するピアノの音色に魅了され、彼女に告白します。美琴もまた、悠太の優しさや誠実さに心惹かれ、二人は恋人になります。
夏が終わり、美琴は転校することになりますが、悠太は彼女に「夏の夕暮れに耳を澄ませると、美琴のピアノの音色が聞こえるような気がする」と伝えます。
美琴はそれを聞いて、嬉しくなりながら涙を流し、悠太に抱きしめられます。
ストーリー01は海辺の町に住む高校生・悠太と、転校生の美琴のピュアで切ない青春ラブストーリーです。AIの説明によると「二人の恋は夏の風物詩のように、美しく儚く、淡い青春の記憶として残ります。」とあります。
確かに悪くはないですが「夏に転校してきた美琴」が「夏が終わると転校することになる」という設定は無理があります。
ただ、「夏の夕暮れに耳を澄ませると、美琴のピアノの音色が聞こえるような気がする」というあたりは、現在地を5~10年後に設定して、振り返る感じにすれば、曲の主題にしても問題ないくらいよいです。
明らかに無理な設定を修正すれば、「夏曲・サマーソング用ストーリー01」は充分に作詞に活かすことができるストーリーです。
夏曲・サマーソング用ストーリー 02
夏の日差しは強く、湿度も高い町を舞台に、花音と拓海は小学校からの友人としてずっと一緒に過ごしてきました。
しかし、高校に入学してからは別々のクラスになり、少しずつ遠ざかっていく二人。そんな中、夏の夕暮れ時に花音が偶然、拓海がギターを弾いているのを耳にします。
その美しい音色に魅了された花音は拓海に近づき、彼の演奏を褒めます。それ以来、花音は毎日夕暮れ時に拓海の演奏を聴くようになります。
そして、拓海との時間が増える中で、彼に対する想いが芽生えていきます。
しかし、花音は自分の気持ちに気付くことができず、拓海に自分が好きな人がいると告げます。拓海はショックを受けますが、花音の幸せを願い、彼女の気持ちを受け止めます。
しかし、夏祭りの日に花音が告白することに決心し、拓海に自分の気持ちを伝えます。拓海もまた、花音が大切な人だと気づき、二人は互いの気持ちを確かめ合い、恋人になります。
もうひとつ「夏の夕暮れに耳を澄ませると」をタイトルにストーリーを考えてもらいました。このストーリー02は海辺の小さな町で暮らす高校生の主人公・梅田花音と、彼女の幼なじみである男子生徒・岸田拓海の純粋なラブストーリーです。
AIの説明によると「夏の風物詩である夕暮れ時に耳を澄ませ、音楽に触れることで、花音と拓海の純粋な愛が芽生えた物語です。二人はそれぞれの気持ちを大切にし、未来に向けて歩み始めます。」とあります。
「花音は自分の気持ちに気付くことができず、拓海に自分が好きな人がいると告げます。」の理解が難しいですが、「芽生え→気付くことができない→告白の決心」の気持の変化の流れなどは作詞にも活かせそうです。
作詞のための夏のストーリー 03~04
今度は「夏の波の上昇」と「果てしない夏の気分」をタイトルにした夏を舞台にしたストーリーをChatGPTに考えてもらいました。
夏曲・サマーソング用ストーリー 03
夏の日差しが照りつける中、海辺の小さな町で暮らす高校生・佳奈は、毎日のように海に通っていた。
ある日、波打ち際で足を滑らせ、海に落ちた彼女は、たまたま通りかかったイケメン青年・太一に助けられる。
太一は佳奈に恋をしてしまい、彼女に近づこうとするが、佳奈は自分に自信がなく、恋愛に疎く、太一に対して素直になれなかった。
しかし、太一は諦めず、二人は少しずつ距離を縮めていく。
ある日、佳奈と太一は一緒に海に出かけ、太一は彼女に告白する。佳奈は驚きながらも、太一の真摯な気持ちに心を打たれ、彼を受け入れる。
二人は海辺でのデートを繰り返し、互いの気持ちを深めていく。しかし、ある日、佳奈が夏休みの間に引っ越すことが決まり、二人は別れを惜しむ。
しかし、太一は佳奈を忘れることができず、彼女に手紙を書き続ける。手紙を読んだ佳奈は、太一の思いに心を揺さぶられ、自分も彼を想うようになる。
夏休みが終わり、佳奈は海辺の町に戻ってきた。太一と再会した佳奈は、自分が彼にとって大切な存在であることを知り、彼との愛を再確認する。
夏が終わり、波が引くように佳奈と太一の恋も一旦は遠ざかるが、二人は互いに想いを胸に、また海辺での夏の日々を待ち望むのだった。
まずは「夏の波の上昇」のタイトルで簡単な夏ストーリーを書いてもらいました。感覚的な「夏の波の上昇」と言葉をベースにして、どんな話が出てくるのだろうか?と思っていたのですが、かなりしっかりしたストーリーが出てきました。
LINEやメールが当たり前の時代に手書きの手紙はありえないと思いつつも、先日、岩井俊二監督の「ラストレター」を視聴したので、「なくはないかな?」という感じです。
ストーリー01でもヒロインの転校による別れがありましたが、引っ越しや転校は、夏のストーリーを盛り上げるために欠かせないイベントなんでしょうかね?
夏曲・サマーソング用ストーリー 04
次は「果てしない夏の気分」のタイトルで簡単なラブストーリーを書いてもらいました。
高校生の夏休み。熱気が漂う午後、海辺のカフェで働く青年・大介(だいすけ)は、夏休みを利用してバイトをしていた。
ある日、彼の目に止まったのは、カフェの外で暑さをしのいでいる女性・美咲(みさき)だった。彼女は手作りのワンピースを着ていて、薄いブルーの花柄が涼しげだった。
大介は美咲を見るたびに胸が高鳴るのを感じた。彼女は彼にとって、まるで果てしない夏のようだった。
その日から、大介は毎日のように美咲を見かけるようになった。そして、ある日、美咲がカフェに入ってきた。彼女はアイスコーヒーを注文し、大介が作った自家製のチーズケーキを食べた。
その時、大介は美咲と話すことができた。彼女は旅行先で手作りのワンピースを作っていると言った。そして、その話題から、二人は共通の趣味を持っていることがわかった。
それから、大介は美咲に会うために、カフェの外で待ち伏せをするようになった。美咲も、大介に会うために、カフェに来るようになった。
彼女が手作りしたワンピースを着て、大介と一緒に夕日を見る日々が続いた。そして、ある日、大介は美咲に告白した。
「僕、君が好きだよ。果てしない夏のように、君と一緒にいたいんだ。」
美咲は、大介の言葉に驚きながらも、笑顔で返事をした。
「私もあなたのことが好きだよ。一緒にいたい。」
二人は、手を繋いで夏の夕暮れを歩きながら、果てしない夏のような恋を始めたのであった。
かなり無茶な質問をしているとは思いましたが「果てしない夏の気分」のタイトルにしたChatGPTが考えたストーリーも悪くありません。
ただ「旅行先で手作りのワンピースを作っている」や「美咲に会うために、カフェの外で待ち伏せをするようになった」あたりは理解が難しいです。
旅行先で手作りのワンピースを作るというのが想像がつきませんし、カフェで働く大介が、なぜカフェの外で待ち伏せをするのでしょうか?
それでもストーリー01~03と同様に、このストーリー04も修正が必要となりますが、話の流れなどはしっかりしています。
確かに設定でおかしなかところが何点かありましたが、そこを自分で修正すれば、ChatGPTはパートナーとして役立つと実感しました。あっという間にストーリーを提示してくれるのも素晴らしいです。
記事公開日:2023年05月05日 by KSTY